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未踏作業日誌――余計なもの作るよ!

未踏の作業日誌的なものを書きましょうということで書くことにしました.余計なことばっかりしています.

しばらく研究していたこと

研究に熱中していたせいか,6月ぐらいから更新を忘れていたのを思い出した.

ここ最近は確率に手を出している.確かに,実験の結果を平均や標準偏差で表すのは容易い.しかし,先生からそれは科学ではないと指摘されて,確率を求めろという話になったので,確率の勉強をしている.

確率といえば,サイコロやコインの話があり,1/6や1/2などは非常に簡単.コインであれば,平均は0.5ぐらいに収束する.変動係数も小さくなるはず.一方で,イカサマコインであれば,表の確率が若干多めになり,変動係数も大きくなるはず.

全事象から結果を俯瞰する確率と,今までの事象から将来の事象を予測する確率があって,それぞれ別々の分野で研究されている.それぞれ非常に奥が深く,工学で使われる確率と,経済学で使われる確率が少し違うらしい.土木と建築と材料で,同じ言葉で同じ意味だけれども,使っている数式が若干違うようなのも少しおもしろい.

今まで確率をやっていなかったのが惜しい.僕は今まで必要なことを必要に応じて勉強していたけれども,知見を広めるにつれて自分はまだまだ知らないことが多いと感じる.情報工学だけやっているとわからないこともあるので,他の分野に飛び出す必要がある.今はそれが楽しい.

卒業まで折り返し地点に来てしまったが,実質的にあと半年ほどで卒業が決まる.論文の査読は半年ほどかかるので仕方がない.シンポジウムで会った人は,オープン査読なら最速で3日で結果が出ると言っていた.日本でもオープン査読を取り入れたほうがいいと思う.

自分の研究に自信はあるし,今のところ世界でトップだという自負はあるけれども,査読が通らなくては意味がない.査読を通すには,研究も必要だけれども,文章として読みやすいか,筋が通っているかということも重要になる.何を細かく書けばいいのか,どこまで冗長にしていいかのさじ加減がまだわからず,論文にどうでもいいことを書いてしまう.かと言って,バッサリ切り落とし過ぎると,何を書いているのかわからない論文になる.

となると論文をひたすら書くしかなくなるのだけれども,一発で査読を通すのは非常に難しいと思い始めている.というのも,先行研究が分野をずらせばあるけれども,こじつけに等しい方法で先行研究があるという主張をしている.先行研究がないということは,新規性はあるが価値がないと判断される可能性がある.

最終的には音楽情報処理の計算機上の最適化とその確率過程が博論テーマになりそう.本当だったら和音のほうまでやりたいけれども,確率過程を入れてしまうと和音の実験が間に合わない.単音だけならまだ未解決の研究テーマがごろごろあるので,それを掘り起こさないと完結したとは言い難い.

正直なところ,はやく研究発表をして自分の研究を明らかにしていきたい.査読に出してしまうと半年は塩漬けになるので継続が困難になる.最近は,研究を分岐させる方法を考えてみて,作業がストップしない方法を思いついた.たぶん,査読に出したとしても研究を継続することができる.二重投稿にもならない.

今後の予定は,MUSで発表しようかなと思っている.発表だけして,実験データを追加したバージョンを論文誌に投稿する.推薦論文を狙いたいけれども,時間的にどこまでできるか不明.とにかく手を動かすしかない.