未踏作業日誌――余計なもの作るよ!

未踏の作業日誌的なものを書きましょうということで書くことにしました.余計なことばっかりしています.

しばらくブログの更新を忘れてたので何か書く

正直なところ,研究の進捗について一番書きたいけれども,研究内容を書くと盗まれる恐れもあるし,パーセンテージを書くと新規性が喪失していると言われているので,無限チンパンジーに論文を書かせたら科学は飛躍的に発展すると思う(誰がそれを読むとは言わない).

 

研究の進み具合としてはなかなかのもんで,あとは実験するためのリソースが完全に足りてない.音響信号からエレキギターの押弦位置を推定する研究を今はやっていて,これがなかなか実験する量が多すぎる.どこかで枝切りしなくちゃならない.

なので,共著の先生から小野測器のDS-3000を借りてひたすらGUIをポチポチしてる.1日フル稼働して4フレットの計測と計算ができる.計算は自動化できたけど,計測がどうしても手作業にならざるを得ない.実験だけで組合せ爆発が起きているので,どこかで枝切りができないか考えてる.

エレキギターも結局のところは物理現象で動いている.実際に計測して丁寧に丁寧に分析をすれば,過去の研究成果に対して忠実にデータを予測することができる.ところが,どうしても外れ値のようなものも発生する.この外れ値が何者で,本来のデータに対してどのような係数がかかっているのか.それがわかると苦労しないけれども,それが今の研究テーマになっている.

 

DCONに投稿した論文が落ちてしまったので,論文をまた修正しなければならない.査読者1はかなり否定的で,査読者2は採録を前提にしたコメントをしていた.査読者1は言葉の使い方の多くが間違っていたので,特別な事情があって査読を引き受けた感があった.そういうこともあると思うのでしょうがないと思う.

隕石がぶち当たったと思って書き直す準備をしているけど,他の研究が詰まっていて困った.査読者1の修正でかなり滅茶苦茶な内容になっている.修正点を消しても前後の文章が成り立たない可能性もあるのでもう1回書き直す必要がある.修正できたらIEICEに投稿しようと思う.査読期間が長いと終わるので,9月までに論文を完成させる必要がある.

 

ラスト1本を投稿するとして,1月がデッドラインだと思う.博論審査の申請が12月ごろが最後なので,それまでに論文を3本通さないといけない.もう,とにかく書いて出すしかないと思うのでひたすら頑張るしかない.質の高い論文を書き上げて,DCONで短期決戦をするつもりだったけどそうはいかなくなった.今回の結果で,先生から情処学会本体なり,電子情報通信学会なり,規模の大きい論文誌に投稿したほうがいいと言われた.確かに,そういう論文誌はレベルが高いかもしれないけど,狭い分野だとレフェリーが判断できない可能性もあるので,自信があるならそちらに出すのが筋なのかもしれない.投稿しても戻ってくるのは5~6月ぐらいだし早めにどこかへ投稿しよう.