未踏作業日誌――余計なもの作るよ!

未踏の作業日誌的なものを書きましょうということで書くことにしました.余計なことばっかりしています.

グラブルの返金騒動と目的のキャラクターが当たる確率について

気付いたらグラブルの返金騒動はそこそこ沈静化しているような気がした.騒いでるのはごくごく一部の重課金ユーザだけで,月に20連だけしか回さないような人は関係のない話だった.そもそも,微課金ユーザはサプチケとかSSR確定やってる時だけしか回さないし,節度持ってプレイしているだけに対岸の火事だと思っていたら,どうやら消費者庁に署名を出したり忙しい人たちがいるみたいだ.

 

返金騒動の発端は,アンチラという期間限定キャラが出るという話.そこそこ壊れ性能で味方全体を全回復させたり,攻撃バフを持っていたり,攻撃と防御を兼ね揃えたキャラクター.同じく期間限定キャラのアニラを揃えると,そこそこステータスアップする.で,アンチラがどうしても出ないと.

hamusoku.com

まあ,アンチラ単体が出ないだけなら確率が低いだけで終わりだけど,このアニラとアンチラの組み合わせ強化(クロスフェイト)はコンプガチャにあたるのではないかと.いくらなんでもこじつけだし,馬鹿馬鹿しいにもほどがある.こいつら,グラブルやったことがないんじゃないか.

 

確率については既にある程度求めている人がいた.話をするまでもなくなってしまった…….

doryokujin.hatenablog.jp

結論で,アンチラの出現率は妥当としつつ,検証においてアンチラが五分五分の確率で出現するために必要な倍率も求めていてなかなか面白い記事だった.

アンチラ単体に対して10倍の補正がかかったとしたら,アンチラ装備は他のSSRと比較して異常に出やすい状態になる.ほかのキャラが欲しい身としてはそれは非常に困るし,SSRが出ても餌にしかならない.基本,6枠はマグナ装備と言われてるのに,アンチラ装備で埋めるのはどうなのか.アンチラ装備しか出ないんじゃ,誰もガチャを回さないんじゃないか.

 

なんか既に考察している人がいてつまらなくなってしまった.返金騒動起こしている人の中で,どれだけの人が手付かずでいるのか非常に気になる.60万とか100万とか使っちゃう人は,返金されてもまたガチャとか引くでしょ,どう考えても.

移動時間とか考えると職場の近くに住んだほうがいいよね

あけましておめでとうございます.これを見ている70%ぐらいの人はお正月にこの記事を読んでいます.

大学近辺へ越してくる前は,往復でだいたい1000円,4時間の通学時間がかかっていた.埼玉の僻地から新宿へ行く程度とそんなに変わらないけど,驚くことにうちの大学の平均的な通学コストだったりする.

片道2時間は甘え,3〜4時間かけてくる人もいる,と大学強者によく言われる.そんなに苦労してまで大学に来て馬鹿馬鹿しい.じゃあ片道2時間のコストってどんなもんなの? って思ったので計算してみた.

 

例えば,普通の職場では1日8時間勤務として考えると,往復4時間は勤務時間の約半分になる.勤務時間に通勤時間を足すと12時間になる.可処分時間は残り12時間.

朝の支度に1時間,寝る支度に1時間,風呂30分,お夕食に1時間,残り8.5時間.

完全な可処分時間はこの8.5時間の中で調整する.寝る時間もそうだし,趣味の時間もそうだし.とにかく,身支度周りをテキパキやらないとだめだし,2ちゃんねるなんて見てる場合じゃない.

例えば,7時間寝ないとつらい人だったら,たったの1.5時間しか趣味に使える時間がない.そこで睡眠時間を削ってしまうと,割とこれも鬱一直線になって危険なんじゃないかなと思う.

職場まで待ち時間込みで20分以内の距離にあれば,3時間20分の空白が生まれる.時給1000円で計算すると,1日3300円の移動コストが発生する.22日勤務するとして,72,600円が1ヶ月にかかる移動コストになる.案外高い.

 

月ごとの移動コストは,現在の家賃に上乗せしても損しないレベルだと思う.その3時間20分を使って1時間1000円の副業すれば取り返せる.仮に近場に住んで3時間残業でもしておけば,(会社が残業代を認める限り)すぐに取り返せる額だと思う.

仮に,埼玉で2Kで5万円の物件に住んでいたとすると,12万円ぐらいの物件なら住めるということになる.東京都新宿区で3.5kmぐらいの距離で物件を探してみると,2Kで5万円のオンボロアパートには住める.車で新宿駅まで14分ぐらいらしい.

12万円ぐらいの物件を調べると,2LDKで専有面積63平米の物件を見つけた.すごい.自動車も自転車も止めるスペースある.新宿駅まで3.5kmぐらいの距離.ちなみに,大学から最寄りの駅まで5.6kmぐらいだったと思う.通勤に自転車を使えば20分は余裕かもしれない.

 

これを高いか安いかは人それぞれだと思う.年間144万円も家賃がかかってしまう.しかし,大学院博士課程に在籍する身としては,学費と家賃を足すと120万円もかかっている.東京でちゃんと稼ぐことができれば,条件としては悪くないかもしれない.

手取り年収で困らないレベルを考えると,手取り25万円で年300万円ぐらいになる.収入の半分が家賃で消えるので,本当に63平米の部屋に住んでしまったら,部屋と生活のギャップがやばそう.

食費1500円だと年間54万円.通信費12万円.水道光熱費18万円.差し引きで1年間で70万円使えることになる.これは年収の23%が貯蓄に回せることになる.5年間貯蓄を続ければ350万円だけ貯蓄ができる.

奨学金を返還するとなると,すこしキツイかもしれない.だいたい年間24万円なので,46万円が可処分所得になる.手取り年収300万円だとかなり厳しい.

そう考えると,年収300万円程度で会社の近場のいい物件に住むのはかなり現実的ではない.家賃7〜8万円ぐらいが妥当なラインなのかもしれない.

年収180万円ぐらいだと家賃8万円で96万円が年間のコストになる.通信費と水道光熱費を引くと66万円が残るので,その中で食費をどうにかしなければならない.1日500円にすればなんとか80万円が手元に残る.自炊しなければならないので,その時間的コストを考えないといけない.せめて家賃7万円のところで住めれば,貯蓄もできる遊ぶ金もある状態になる.

 

そういうわけで,通勤にかかるコストと都心に住むコスト,それと都心に住める収入について考えてみた.トータルで俯瞰すると,埼玉の僻地から通勤に往復4時間かかる人が3.5時間の自由時間を手に入れるために必要なコストなのかなと.生活レベルを維持しようとするとかなりお金がかかるかもしれない.

個人的には,3.5時間って大切だなって思うし,学費とかも払って生活レベルを維持していたりするので,家賃9万円で2Kは魅力的だと思う.おわり.

研究者のための締め切りに間に合わせる時間の使い方と優先順位の関係について

時間の使い方ってとても大切なのですが,仕事が早くても締め切りに間に合わない人がいます.こういう人は時間の使い方や優先順位の置き方がおかしい場合が多い.どんなに仕事が早くても,締め切り直前に仕事を上げるのは意味がないです.

研究では,論文書いて投稿したらいいんでしょ? と思う人がたくさんいます.確かに投稿して終わりですが,論文が書き終わった=今さっき論文ができた状態ではありません.

論文は,添削を山程受けた上で,専門分野の被る他人が読んで理解できるレベルになって投稿できるようになります.今さっき論文を埋めた状態で投稿しても高い評価は得られません.その状態の完成度はまだ2割だと言えます.論文は投稿する1ヶ月前に埋めている状態が理想とされます.と言うのも,添削のコミュニケーションの中で,本当は必要だった実験が見つかる場合があります.締め切り直前で見つかると,どんなに素晴らしい成果でも完成度が低く見られてしまいます.どうしてこうなってしまうのでしょうか? 色々考えてみましたが,時間の使い方と優先順の振り分け方が身に付いていないケースに気が付きました.

締め切りに間に合わない人の特徴

遊びすぎ

締め切りの後なら遊び過ぎはそれほど問題にはなりませんが,投稿1ヶ月前で遊び過ぎはよくありません.遊びはゲームや運動だけとは限りません.研究者がやりがちな典型的な遊びの例を示します.

  • DMM.comのAV女優を学習して,好みの顔の女性にマッチするAV女優を推薦するシステムを作ってしまう
  • WebSocketでP2Pネットワークを作って匿名チャット回線を作ってしまう
  • VRでエッチなコンテンツを作ってしまう

研究として論文にする気があるなら別ですが,こういうのも遊びです.もちろん,遊ぶなとは言えませんが,遊び過ぎると締め切りがあっという間に迫ってきます.1日1時間とか2時間みたいに,時間をコントロールしてください.

でも,集中してやりたいという気持ちはわかります.そういう時は,期限を決めてからやりましょう.なるべく投稿直後の暇な時に,長い時間を取って思う存分やってください.

もちろん,次の投稿に被るような期限を決めるのはよくないです.

副業が大杉

学部生だとありがちなのですが,アルバイトをたくさん入れすぎて卒研出来ない人がたまにいます.学費が払えないなどの特別な事情がある場合を除いて,卒論提出締め切り直前までバイトをやっていると今後の人生に影響してきます.

なのですが,優秀な学生は副業も多いです.なんとかサークルの代表とか,大学のなんとかで委員になってるとか.これも3年生に譲ってください.4年生がやる仕事ではありません.もちろん,副業をやることはいいです.しかし,やりすぎは毒です.色んな組織に属するのはいいですが,優秀な人ほど色々な仕事を押し付けられるようになります.

優先度を決められない

例えば,論文と家賃の振り込みはどちらのほうが大切でしょうか? 論文と思った人は危険です.家賃の振り込みは論文を投稿するまでやらないでしょう.大家さんから家を追い出されます.

確かに,論文を書くことは大切ですが,家賃の振り込みは5~10分で済みます.口座の確認に10分かかるかもしれません.手際の悪い人は1時間かかるかもしれません.それでも,論文のためにクオリティを上げることは,家から追い出されるより優先順位は高いです.

なぜ,そうなるのかわからない人のために詳しく説明します.

まず,「家賃より論文のほうが大切だ!」と思うような状況では,論文のクオリティは著しく低いです.1時間でどうにもなりません.残念ですが.家賃を振り込んで頭を冷やしてください.

家賃の振り込みは突発的な高優先度のイベントですが,家賃以外にも奨学金の継続願や,研究室の残留届け,研究室の予算関連の書類,学会の参加費・渡航費の精算,様々な突発的な高優先度のイベントが発生します.

残留届けがなければ学内から叩き出されますし,奨学金の継続願をすっぽかせば学費と家賃が払えません.それでも論文が大切ですか? 大切だと思うのでしたら優先順位が壊れています.あらかじめ上司やボスに相談して,それらの仕事を割り振らないようにしてもらってください.頼む.

時間を考えて優先度を決める

スケジューリングの基本は,どれぐらいの時間がかかるのかを決めて,優先度を割り振ることです.開発に何日,実験に何日,論文執筆に何日,添削に何日.投稿日から逆算していきます.

もちろん,投稿日ジャストでできるスケジュールは論外です.あり得ません.個別のタスクの半分だけバッファを設けましょう.つまり,ジャストのスケジュールの1.5倍ぐらいは時間がかかると思いましょう.

でも,初めてのことだとなかなかスケジュールを切るのが難しいことがあります.そういう時は,なるべく大きくスケジュールを取ってください.これは,初めてだったから予想よりもたくさんの時間がかかってしまったケースでも対応するためです.

また,優先順位は突然上がったり下がったりします.携帯料金の支払いも,督促状が来たら最優先です.論文の中には,別になくてもいいけど,取るのに時間がかかるデータというのもあります.そういうのは投稿直前にやるべきことではないです.優先順位はもちろん低いです.どうせデータを載っけても,データの説明が足りなくて査読者から苦言を呈されます.

 

確かに,時間や優先度に答えはありません.ですが,ベストはあります.投稿の1ヶ月前には論文が完成しているように,まともなスケジュールを組めるようにしてください.投稿直前になって,論文を埋めたから添削してくださいと言われても,誤字脱字のチェックぐらいしかできません.投稿直前の添削は,クオリティを上げようと思っても上げられません.焼け石に水です.

それでは,よいお年を.

プログラミングの思考プロセス

はじめに

プログラミングって,できる人はジャラジャラ書くんでしょ? という誤解がある.いや,本当にできる人は設計とかアルゴリズムとか考えずにジャラジャラコードが吐き出されるんだけれども,あいにく常時パチンコの大当たり状態ではない.コードを書き始めるのに,どうしても準備が必要になる.

自分は書き始める前にどんな条件が揃わないと書けないのかな,と考えてみたので記録してみる.

おおまかにプログラムを書く前の思考は以下の通りになると思う.

設計

どのようなクラス設計にするか考えてないと書けない.どのようなパターンで組み立てるか,どこに処理を委譲させるか,疎結合になっているか,そんなことを考えながら作る物を設計に置き換えていく.

自販機なら,ジュース管理モジュール,金額管理モジュールがあって,それぞれなになにがあるよね,などなど.

いきなり書き始めることもできるけれども,神クラスが出来上がっていて困ることがたまにある.良い神クラスは後で抽象化することもできるけれども,悪い神クラスは手のつけようのないほど酷い.

命名

クラスの名前や変数の名前は大事.クラスや関数,変数などなどが何のために存在しているのか,説明するために必要.説明がちゃんとしていれば,読んだ時に何をしているのか理解できる.

この名前を思いつくための頭のプロセスが起動していないと,名前を考えるだけで時間を食べてしまう.

かと言って,a,b,c,hogehoge,puyopuyoとか,一時変数を多用するのはよろしくない.難しい処理をしている時ほど,意味不明なコードになりやすいので困る.

名前とかどうでもいいし!って思ってる人もいるかもしれない.だがしかし,Func01232(int arg0, float arg1, float arg2)という関数があったらどうだろう? 人類史上最も頭の悪い命名規則だと思うけれども,こんなのが至るところに存在してたらだいたいの人が発狂するんじゃないかなって思う.コードの名前をかんがえるって本当に大切.

 プログラマは黙ってこれを手元において繰り返し読もう.

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

 

 

アルゴリズム

アルゴリズムというよりも,実装する内容なんだろうか.処理の流れもそうだし,計算もそうだし,データ構造の持ち方からどのような結果を出力するかということもそうだし.

これが思いついていないと書けない.書くものがないのに書くことはできない.誰かからコレ作って,って言われて仕様が渡されれば作れるかもしれない.処理の流れを整理して,何かしら作るものを決まっていないと,書き始めることができない.

そもそも作るものが決まってないのに作れるんか? と言うと,作れることもある.動的計画法で目的の結果を得るまでちょろちょろと繰り返すこともある.ただ,これもやっぱり集中してやっていないと,いつまで経っても同じことを繰り返したりする.

体調やタイミングなど

体調が悪いと品質の低いコードがじゃんじゃん生成される.なにか考えてるんだろうけど,平常時と比べて思考力が落ちているので,意味のわからないコードを作ってしまいがち.こればかりはどうしようもない.

イライラしている時は書けない.感情的になっていると思考が邪魔されて何も思いつかない.横で怒鳴られながら品質落とさずにコード書ける人がいたら天才だと思う.心理的に落ち着いた状況でないと,for文1行記述するのにも苦労する.

タイミングももちろん重要だったりする.集中できるタイミングとできないタイミングがある.1秒間で集中状態になれる人はそんなにいないと思う.陸上選手だったらトラックに入らないと集中できないだろうし,トラックに入ってよ~いする手前で上司からメールが来ました! 稟議書の助詞の使い方が間違っているから今すぐワードで修正して送ってドン! で平均的な記録を出せる陸上選手がいたらすごいと思う.

メールなどで集中は簡単に途切れる.ご飯のタイミングでも集中は途切れる.

メールが届くとメールを書くために集中しなければならない.別の集中が必要になるから疲れる.メール書いてるだけで1日が終わったりすることもある.

結局のところどうなんだろう

どれか少し欠けていてもできるかもしれないけど,品質は落ちるよなぁ.集中してないのにコード書いたって,なんか変なのしか出来ない時もあるし,めっちゃ集中できても設計できてない段階だと神クラスができるし.体調✕設計✕命名✕アルゴリズム✕タイミング=集中力なんだろうか.とにかく集中できないといいコードを生み出せない.集中してなくても簡単にすごいプロダクトを生み出せるならそんなに苦労しないんだろうけど,そのレベルに到達すると人間性を何段階も捨てている気がする.ガルパン見ながらLinuxのハードディスクアクセスのカーネルコードの最適化しますとか,そんな人がいたらめっちゃヤバイし,頭おかしいと思う.授業の前日に教材のノベルゲームエンジン作りましたって先生もいた.新卒の研修で,スマホで3~4体同時に3Dキャラをレンダリングできるようにしましたとか.集中力が尋常じゃないだろうし,そこへ至るまでの経験も尋常じゃない.集中力はやっぱり大事なんだろうけれども,安定して集中力を維持することが難しい.楽器とか,ゲームとか,漫画とか,映画とか,好きなことがたくさんあるので,俗世から魂を解放しないと,集中できないんだろうか.かと言って,集中し過ぎると健康によくない.

ここ最近の進捗

あとは実験をまとめれば,博論を書けるベースにはなると思う.問題は論文だ.適当な論文を書いてacceptされるなら,それが今までどおりのやり方だから一番楽なんだろうけれども,査読者に誤解を与えるとそのままノリと勢いでrejectされるのでつらい.

せっかく頑張って書いても,文章のミスなり図が変だとか,書いてある内容がよくわからないって理由で,3ヶ月ぐらい水の泡になったりするのが研究.でも,品質を担保するにはそれぐらい厳重にやらないといけないのは確かで,そのセオリーに則ってそれなりの論文を書く必要がある.

なので,特集号などにたくさん出すよりも,質の高い研究をアピールすることで,推薦論文を貰って確実にacceptされる方針に切り替えることにした.

自分の研究に自信があるといえども,くだらない理由でrejectされる可能性は残る.「理解できないなら頭からちゃんと読み直せ」とかacceptの権限を持っている査読者に言えないわけである.「だったら理解できるような論文を書け」とか返されるのがオチだろう.

それなら,よほどのことがない限りrejectされないように,推薦論文を貰って条件付採録の可能性を上げて,acceptを貰ったあとに査読者視点のミスを減らしていったほうが確実性が高い.

もちろん,研究会で質の高い論文を書かなきゃならないけれども,rejectされるよりかは何倍もいいと思う.rejectされるのは時間の無駄なので,採択率100%になるように工夫しなきゃならない.

そういうわけで,しばらく論文を書きっぱなしの時期が続きそうな感じがする.なんか,修士の1~2年の時の再来のような感じもするけど,卒業できるように頑張るしかない.良い研究は自分でやるので良い論文を書いてくれる秘書がいたら雇いたい.

Amazonのプライムビデオってすごい

Amazonのプライム会員と言えば,毎年お布施すると,早く配達されて,時間指定できるサービスのことで,そんなにありがたみがなかったのだけれども,ここ最近になってAmazonが音楽とかビデオとかやり始めた.

プライム会員になっていると,音楽が無料で聴けて,映画やアニメなども無料で視聴できるので,ある意味でものすごくコスパのいいサービスになっている.なんでここまで至り尽くせりなんだろうと思う.プライム会員以外が購入しようとすると,普通にレンタル代を取られてしまうので,プライム会員へ誘導するための罠かと思う.プライムだと無料だけど,非会員は正規の値段(300円ぐらい)を払ってね,って感じで会員と非会員の落差がすごい.きっと将来的には,プライム階級と非プライム階級で身分が固定化されるんじゃないかと思う.すごい.

なので,ここ最近は集中してできないけど,コツコツやらないとダメな作業を中心に,適当なアニメを垂れ流ししてる.特に見ていないので,頭の中に入っていないと思うけど,そうでもしないと作業が長続きしないので困る.

ただ,アニメなどは数が少ないので適当に流して見たいのを選ぶだけでいいけれども,音楽のほうが検索システムがアホ過ぎて大変困ってる.ライブラリに追加可能な無料の楽曲を検索する方法がない.Amazon内のデジタル・ミュージックすべてが検索の対象になっているので,聴きたい曲が存在するかどうか調べるのに物凄く手間がかかる.なんでこんなに手間をかけさせられるのか理解不能なんだけれども,ライブラリ内のサジェスト機能が賢くて,シンディ・ローパー聴いたんならBugglesも聴くでしょ的におすすめしてくる.ここだけはとりあえず賢い.

ひとまず,自分が持っている曲を補完できるかどうか試してみたけれども,そんなに網羅してないらしい.シンディ・ローパーも無料なのはTime after timeのアルバムだけで,Goonies~とかGirls Just~もない.Bad Reputationもない.逆にSUM41はなぜかたくさんある.一方で,マイケミは1曲もない.年額3000円ぐらいで自分の好きな曲を無料でいくらでも聴けるというのは虫のいい話だと思うので,まあこんなもんだろうとは思うけれども,やっぱりそんなもんかぁって感じ.いくつか欲しかったアルバムが無料で手に入って嬉しい.

しかし,何気なく音質がいいので,つべで聴いてる人たちはさっさとプライム会員になったほうが良心が傷まなくていいんじゃないかな?(つべ的には視聴数が減るので大変だなぁと思うなど)

バイクの教習再開しました

そんなことより,期限内に終わるんかこれ? と思うぐらい,スケジュール切羽詰まってるんですが.

期限内に卒研取らなきゃいけないと思ってたけど,みきわめ後の実車が終われば,3ヶ月ぐらいまでに卒研取れば平気らしい.一応,1ヶ月ぐらい余裕あるから取れると思うけど,土日にガッツリ入るようになっちゃってるから,割りと平日も取らないと危ないんじゃないかと.

バイク自体は,案外運転していて大丈夫だったけれども,軸足が骨折したところなので,荷重がかかってとても不安なのと,1回乗るだけでかなり疲れる.2時間連続は割りとキツいんじゃないかと思うレベル.体力なさすぎて笑う.

あと,自動車怖い.バイクほど速く走らないからヤバイでしょ.1速でほぼほぼのんびり走って,調子のいい車がいたら2速に入れる.でも,いつブレーキかけるかわかんないから,そこそこ車間距離あけて速度落とせる準備をしておかないとヤバイ.急に止まる.怖い.

あとは普通だった.体力も持ってかれるし,精神的にも疲れる.だけど息抜きになる.前に車が居ない間は楽しい()

1日に7時間も教習入ってるところがあるので,どうにかして調整したい.実車1時間,学科2時間ならいいけど.実車3時間,学科4時間とか集中できなさそう.

 

研究は,論文1本ぐらいほぼほぼ完成したのかもしれない.とりあえず,次に投稿する論文誌の時期まで待機する.

和音の研究も進んだ.問題は2点あって,深刻でないところから書くと,和音の研究が進みすぎてしまって,研究成果を分割するか一気に出すか悩ましいところ.深刻な方を書くと,既に完成している論文の締切が遅いせいで,もしかすると和音の論文が二重投稿になる可能性があること.

常識的に考えて,成果の古い方から先なんだけれども,締切とか推薦とかの関係上,新しい論文を先に出さないといけない.新しい論文は古い論文の派生なので,古い論文を先に投稿しないと二重投稿になる.しかし,古い論文の締切が遅いので,先に投稿することができない.デッドロックみたいで最悪.

応用研究系の人を見ていると,シーケンシャルな研究が凄く少なくて,A手法をさらに発展させたB手法というのがない.A手法やったけど,他にX手法をやってみたとか.有名な先生を見てても,シーケンシャルな研究は3~5年ペースでやってるし,これで国内2本,国際会議(IEEE)1本で卒業できるやんけ!

そうすると,自分は楽音検出という新しい分野ってことにして,その関連論文を3本通して卒業するのがいいんだろうか.目標は後藤さんみたいな博論の奴をとても作りたかったけれども,卒業してから作ったほうがいいのかもしれない.悩む.

研究って,凄くデリケートなところがあって,産業的にはさっさと進捗しろよって感じなんだけれども,スケジュールの都合で進捗見せられないことがあるから大変だ.しょうがないじゃん.査読のプロセスもあるわけだし,ほとんどがボランティアだから,論文誌の公開だって投稿してから半年以上かかる.

時間がかかる点は,産業が事務員雇うとかで研究者の負担を減らせばいい.今は研究者が善意でやってる.大学も学会運営にそんなお金出したくないだろう.そういうことになるから,きっと産業もじゃあお金出さないってことになるんだろうな.結局,研究者の手間が減ることがない.

学会の運営,論文誌の管理などを代行する会社を設立したら,それなりに収入あるんじゃないか? 情報処理学会は規模が大きいから,それなりに事務員いるかもしれないけど,学会運営は研究者がやってるみたいだからなぁ.でも,外部に委託したら補助金でないか.大変な世界だ.飲み会の幹事なんて結婚式にいる人みたいなのに頼めばいいのに,研究者は研究よりも関係ないところが本当に大変だ.

(学会運営は研究に関わるというのはよくわかるけれども,事務作業のほとんどは専門性が要求されないはずなので,非属人的な作業として誰かに委託できるんじゃないのという話)

青軸買ってしまった

 これな.

 青軸と言えばうるさいのだけれども,よくよく考えると,リアフォの45gのエンターキーもそれほど変わらないような.

打ち心地は,スコスコ感がとても高く,カチャカチャ打っててとても気持ちいい.長文をなんとなく書きたい時は,青軸で打つと楽しいかもしれない.茶軸と比べると荷重は5gほど重いはずなのだけれども,茶軸は打ち始めがふわふわしている一方で,青軸はスコスコ落ちるので思っていたよりも軽く感じる.

茶軸はどちらかと言うと,今までのキーボードとスコスコ感のあるキーボードとのハイブリッドな感じが強く,ホビー感はあまり少ない.青軸はまさしくホビー的で,これを職場に持ち込んだらぶん殴られてもおかしくないんじゃないかなと思うぐらいうるさい.でも,スコスコとキーが落ちる感じがとても心地よくて癖になる.

ただ,打ちやすくてとてもいいのだけれども,Bluetoothの接続が切れやすくて大変困ってる.5分ぐらい離席するとすぐに接続が切れてるので,また接続し直すのがとても面倒くさい.たぶん,Bluetoothアダプタがダメな可能性もなきにしもあらずなので一概には言えないけど,もう少しなんとかならなかったのかなと思う.

 

ちなみに,うるささで言うと,リアフォの45gもエンターキーがうるさいです.30gだとむにむに打てるので速く打ちたい時に向いている.45gはザ・キーボードって感じなので,評価をするのがとても難しい.あまり邪魔で無駄のない洗練されたキーボードなので,悪く言えば個性がない.しかし,その個性のなさが最高なのだ.

茶軸はその無個性に対する反発なんじゃないかなと思う.リアフォにはスコスコ感は無いけれども,茶軸はそこにスコスコ感を足して落ちる感じを表現してる.青軸でさらに顕著になって,よりホビーさが出てきて良いのだと思う.

今のところ黒軸が凄く気になってる.赤軸も良さそうだけれども.なんでそんなキーボードあるんじゃ.