未踏作業日誌――余計なもの作るよ!

未踏の作業日誌的なものを書きましょうということで書くことにしました.余計なことばっかりしています.

指が痛くて実験が進まない話

ギターはエレキギターとかアコースティックギターとかありますが,概ね弦を張っている力そのものは非常に強力で,ナイロン弦やガット弦でも指が痛くなるものがあります.

今のところ実験でひたすらギターの弦を押さえて音を鳴らし続けるということをやっています.ギターの全てフレットについて,1000サンプル区間(だいたい20秒)で弦を押さえて音を鳴らすことを繰り返していますが,これがずっと押さえているとなかなか痛いものです.

今は単音での実験をやっているので,指を交代交代使っていけばいい話なのですが,次の実験はコード弾きになっておりまして,これが指を何本も使うことになるので,今までのように交代しながら指を休み休み使っていくことができなくなります.

結構,それなりに憂鬱なのですが,今のところギターを2本使い,それぞれフロント/トーンMAX,リア/トーンMINの設定で,単音での平均検出率が98%ぐらいになっています.ストラトはハイフレットとローフレットで倍音構造がかなり違う個体で,SGはハイからローにかけて非常に倍音豊かできらびやかな個体です.この性質の異なる2本のギターで検出率98%超えたということは,従来のアルゴリズムより良い結果になってるものかと思います.

和音の検出に関しても,形だけはできているので,いつでも実験ができるのですが,2つの実験を同時にやるか別々にやるかで迷っています.と言うのも,和音の部分もそれなりにリソースを食うので,実験用のシステムが不安定にならないかで少し心配です.実験を同時にやるとなると,色々と条件が変わってきますので難しいです.

かと言って,のんびりコードを弾いて,指が痛くなったから休憩なんてことを繰り返していたら,いつまで経っても実験はおわりませんし,98種類のコード x 2本 x 2設定だと,392回コードを弾き続ける必要があり,時間に換算すると,だいたい3時間半押さえ続ける必要があるわけです.で,それを2つの実験で2セットになるわけです.

肉刺になると1週間は弾けなくなるので,なるべく休み休みやるつもりですが,なかなか実験が終わる気がしないのと,休憩している時間が少しもったいないので,何か他のことも同時にやろうかなと思います.研究室を3Dモデリングしたいなとか.