ゲーム未来学研究会01で発表しました
スライドのURLはこちらです.
話した内容としては,主にMMD for UnityとMMD4Mecanimの特徴,ライセンスや利用規約の話,Oculusを俯瞰してのVRの話などの3本立てでした.
内容的に頑張ったのはライセンスや利用規約の話で,知ってる人でも間違えることがあるので,具体例を交えながら注意しましょう,という話をしました.まあ,具体例と言えばAQUAPLUSとICOとかの話しかないわけですが…….
あと,先日,MMD4Mecanimが動的リンクのグレーゾーン枠を少しはみ出してしまったみたいで,なぜ動的リンクの境界線の話とか,エンベロープライセンスは気付かずに踏んでしまうので注意しましょう,という話もしました.
VRの話はさすがに7割以上ライセンスの話をするのは申し訳なかったので挟んだ感じです() 特に,一般的に認知されているVRは,VRの一部だよって話をしました.仮想現実という枠にとらわれず,実質的な現実とは何か哲学をしながらVRできると楽しいなって.
個人的に,Oculusはもっと外部デバイスと結合していくことで,もっと新しい体験を提供できるようになると,Kickstarterでやってるような先進的なデバイスや研究がもっと捗るんじゃないかなぁと.コンテンツ考える人がその辺を牽引できると面白いね.
割りと反響があったのはライセンスの話でした.ここは情報リテラシの一部だと思うので,反詰め込み教育であったとしても,テキストを3ヶ月間毎日3回暗唱させるぐらいはやって損はないぐらい重要なことかなと.
特に,AQUAPLUSは発売から2日でGPL違反が見つかってしまったので,これはこれで教訓とすべきじゃないでしょうか.これはゲームの歴史の中でも大事件だと思いますし,石碑の一つは建ってもおかしくはないとは思うのですがどうでしょう?
ちなみに,ソースコードはこちらです.
AQUAPLUSが公開したソースコードがGitHUBにアップされてました.4作品ともあります.ご確認ください. https://t.co/cEhvVXnUqR #GameMirai
— 竹渕瑛一(3日目 西け12b) (@GRGSIBERIA) 2014, 10月 4
当時の2ちゃんねるとか振り返るとちょっと面白いです.
という訳で,発表とかやったので,17日のカメラレディ締め切りまでしばらく時間があります.1週間ぐらいはTinyASIOの開発やっていたいなぁと.TinyASIOはコールバック関数をラップすればなんとか終わりそうな感じがします.ただ,神クラスを作ってしまったみたいで下手すると設計し直しもあるかもしれないでなかなか難しい.