mixtureの基幹部分の実装が終わる
mixtureの実装がいい感じに進みました.
主要な機能の実装が終わったので,あとはAPIの数を増やしたり,セキュリティをどうにかしたりとか,そういう部分が中心になるかと.今のところユーザのセキュリティ管理がザルなので,もう少しセキュリティ的なところを配慮したいなと思っています.
今のところAPIを利用するのにAPIキーだとか必要なかったり,どのユーザがどのようなアクションを行ったのか記録してなかったりするので,ぼちぼちこういうのが完成したらデプロイできる段階かな.
もし,一番問題があるとすれば,実際にアプリケーションをサーバ上で運用する方だと思う.当分はそこまで負荷かからないだろうし,Amazonにいいサービスがたくさん用意されてるので,そこを組み合わせてどうにかする.ソースコードも見通しがよくなったので,いざとなった時でも挟むことはできるかなと思います.
今のところかなり悩んでいることは,サービスインするときに用意するデータとサービスの数だったりする.共有リポジトリという触れ込みでやる以上,いろいろな人のコールドスタート問題が解決する想定ではいるものの,肝心のmixtureがまさにコールドスタート問題に直面している感じだったりする.
最初は知り合いに何人か声をかけてみて,3Dデータを投稿するためのサービスを用意して貰ったり,何かそれっぽいアプリケーションを作ってもらうなどして周辺環境を整えないと盛り上がらないと思う.
APIや利用事例の勉強会を開いて,気になる人はやってみませんか的に話を持っていけば,とりあえずアップロードされたコンテンツを組み合わせて面白いアプリを作ってくれる人がいると思う.もちろん,コンテンツの質が良くて作るのに十分な量がないと難しいかもしれない.
コンテンツが整ってくれば,次に起こるのはタグが足りない状況だと思う.タグが正確じゃない,もしくはタグが付けられていない状況になってしまうと困る.解決するには人海戦術かアプリ側である程度,タグを自動的に割り振ってくれる状態が好ましいけれども,人海戦術の場合はアルバイト雇ったりとなんかめんどくさいかもしれない.
あとは,未踏のお金を少しずつ切り崩しながら,アプリコンテストとかやったりして盛り上げるのがいいかなぁ.
クレジットカードの限度額以上に負荷がかかる前にどっかに預かって貰えないと,今後10年以上困ったことになるかもしれない.限度額たったの30万円しかない.テストしかやってないのに2000円請求されてドキドキしてる.
キャラクターの方は,段階的に取り組もうと思っていて,mixtureを動かせるようになったらキャラクターのモーフを作れるアプリを考えてる.作ったモーフはCSV形式で投稿できるようにして,Web上でもモーフを確認できるようにする.モデルデータとモーフは必ず1対1じゃないと行けないので,慎重にタグを定義しないとならないかもしれない.
セットアップの工程は地味な上にハードなので,これをどうすれば楽にできるかは考えものかもしれない.モデラーの人口はここ最近でとても増えたと思うけど,セットアップやってますって人はまだ珍しいほうなんじゃないかと思う.
不思議なんだけれども,ZBrushやMudboxのような3Dペインティングツールのおかげでテクスチャ作るのが楽にはなったけれども,セットアップが楽になるようなツールはまだ市販されてない気がする.相変わらずウェイト調整は面倒臭い.
ツールを作るような人でウェイト調整が大好きで,なおかつ削減できるような仕組みを思いつくような人が足りてないんだと思う.
思いついたものとしては,とりあえず誰かモデラーさんがセットアップしてリクエストを投げると,人海戦術でセットアップできる仕組みみたいなものだろうか.中心になるサーバで,誰がどの頂点を編集しているのか互いに共有することができれば,セットアップを人海戦術で解決するシステムになると思う.
ただ,やっぱり頂点を一つ一つ触りながら作業するのは物凄く非効率的だし,面倒くさいので,どうやって協力してもらえる仕組みを作るかが重要かもしれない…….