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未踏作業日誌――余計なもの作るよ!

未踏の作業日誌的なものを書きましょうということで書くことにしました.余計なことばっかりしています.

ちょっと思ったこと

最近,まおゆうにはまっていて,アニメから入って消化不良で本スレを見るようになったけれども,会話だけで成立させてしまう筆力は本当に凄い.中身も大変面白くて引き込まれっぱなしになってる.

今日はとあるゲーム作ってる人たちと新宿のバーで飲み会した.バーに入ったのは初めてで,とても落ち着いた静かなお店で何を飲んだか忘れたけどウイスキーがとても美味しかった.名前覚えていたと思ったらぜんぜん気のせいだった.

それよりも,どういうわけか大雪で首都圏どころか全鉄道がほぼ麻痺状態で,まさかの徐行運転で新宿まで片道四時間の地獄を味わった.立ちっぱなしなので足は痛いし,つり革掴んでる腕は痛いし,なんでこういう日に限って雪が降るのかと思った.幸い,まおゆう本スレをいくつかキャッシュしてたので,ずっと読んで過ごしていたけれども,休憩することが全くできないのでかなりつらい.

帰りの足も絶望的で,タクシー行列があまりにも多すぎるので思わず近くのファミレスで飯を食うことにした.適当にコーヒーを頼んで一服して自転車で帰ろうとしたら,まさかの駐輪場が閉鎖されてて自転車で帰れない.タクシー行列はぜんぜん消化される気配もなかったので,結局,頑張って歩いて帰ることになった.意外と歩いていると体が温まる.インナー2枚,セーター2枚,上着2枚着ていたのでぜんぜん寒くなかった.真夏のスウェーデンより温かい.

 

帰りに歩きながら未踏について考えていたけれども,仮に作れる人から見て簡単にキャラクターを作ることのできるシステムが完成したとして,作れない人が果たしてそれを使いこなすことができるのかやっぱり疑問に思った.

思い通りに作るということは,やっぱりデッサン力の問題で,いくらかわいいキャラクターを知っていようとも,それを画面で表現することは難しい.頭の中のキャラクターと画面のキャラクターを見比べて,頭の中のキャラクターをできるだけ再現する力が求められる.

そこをブラックボックスにしているのがMMDで,誰かが作ったミクさんを借りてくれば,別に思い通りにキャラクターを表現できないという悩みは忘れられる.モーションやエフェクト流し込んでカメラワーク決めれば良い.これで一つのコンテンツがデッサン力を介さずに作ることができてしまう.

MMDの革新的なところはここで,人の物を借りてくれば表現する能力がなくとも何か作ることができてしまうところにある.

なので例えどんないいUI,いいUXでも,既存のキャラクリのようなシステムでは,簡単に作れるかもしれないけど思い通りのものが作れないというジレンマに陥る.それならば,作れる人はそんなツールに頼らず最初から作りますよ,と.


もう一つの問題点が,キャラクリを使ってもキャラクターに魂が宿ることは全く,もしくはほとんどないということ.

僕はPSO2でまず真っ先にやっていたことは,可能な限りプリセットの中から好みの顔を選んで,微妙に気に入らない点を少し調整したぐらいで,そのキャラクターがお伽話に登場するかどうかよりも,ラブドールとして優れているかどうかしか考えてなかった.

PSO2のキャプチャを見ればわかるけど,プリセットか,物凄く下手か,あるいは性癖丸出しかのどれかで,コンテンツとして通用するレベルはもはやプロが最初から作っているプリセットぐらいしかない.それも,マスコットキャラだったり,色々な人に使われる顔だったり,オリジナリティあふれた物は少ない.

キャラクターで重要なのは生い立ちや歩んできた人生から来る顔で,逆にいい顔のキャラクターは自然とそのバックグラウンドが埋まってしまう.艦これがいい例で,自然と二次創作を吸い寄せてしまうほどのいいキャラクターを作っているとも言える.

 

MMD界隈は互いのスキルを埋める形で成立している.ミクさんをモデリングできなければ借りてくればいい.アニメーションできなければ借りてくればいい.自分は得意なことをやればいい.このような形で界隈は成立している.

そのため,どちらかと言うとなければ待つという待ちの姿勢になりやすい.かと言って,なければ作るというジェネラリストは珍しい.素人の腕はアテにならない.物見遊山は論外だと思う.

とすると,リソースやスキルの問題点を解決するには,また別のどこかから調達したほうがいいという結論に至る.

 

そこで真っ先に思いついたのが,専門学校生や大学生(ただし1年次からの業界志望に限る)の人的リソースを転化できないか,という問いだった.専門学校生も並みのMMDerと比べたら圧倒的にスキルは上だし,就活するのに作品も作らなきゃならない.それにポートフォリオの印刷代だって馬鹿にならない.

プログラマーの就活の場としてGitHUBが活用されているのだから,3DCGについてもそんな場があってもいいんじゃないかと思う.DOPE AwardsやCGHubが海外で既にあるけれども,投稿されるコンテンツはあくまで静止画なので,実データをアップロードできるようにする.

実データの方は最初からフリーで公開される.その代わり,いろいろな人がそのデータを吟味することができる.専門学校生や大学生が集まれば自然とリクルータも顔を見せるようになるだろう.

モチベーションを上げるために一定期間ごとに投稿者のスコアを算出する.スコアが高い人ほど手が早くてクオリティが高い証になるならば,自然とその手を動かすかもしれない.手を動かせば上達するし,そういう研究結果もある.

システムに対して戦略的に挑戦できるし,多くの人に対して勝とうと思えば自然とスキルが上がる.その上,投稿されたデータはフリーで公開されるので2次利用3次利用の旨味もある(ただし,デベロッパーは別).

使ってる人は何かしらリクエストを全体に出すことができるようになっていて,もし作るものがなかったとしても,リクエストを消化することで作品を作れるような体制を取る.実際のゲームワークフローでも,プロジェクト管理ツールを使えばリクエストを拾って消化する方式に自然となる.

専門学校生も大学生も増えることはあっても減ることはない.作れる人が作って,作れない人は借りる.再現率が低くとも,適合率を上げる.元々,作るための動機がある人を集める.もしくは,作っても見せる人のいなかった人を集める.最初は学生でも次はフリーランスとか趣味とか階級を増やしていけば,より多くの人が作るために使うようになってくるんじゃないかと思う.