未踏作業日誌――余計なもの作るよ!

未踏の作業日誌的なものを書きましょうということで書くことにしました.余計なことばっかりしています.

しばらくブログの更新を忘れてたので何か書く

正直なところ,研究の進捗について一番書きたいけれども,研究内容を書くと盗まれる恐れもあるし,パーセンテージを書くと新規性が喪失していると言われているので,無限チンパンジーに論文を書かせたら科学は飛躍的に発展すると思う(誰がそれを読むとは言わない).

 

研究の進み具合としてはなかなかのもんで,あとは実験するためのリソースが完全に足りてない.音響信号からエレキギターの押弦位置を推定する研究を今はやっていて,これがなかなか実験する量が多すぎる.どこかで枝切りしなくちゃならない.

なので,共著の先生から小野測器のDS-3000を借りてひたすらGUIをポチポチしてる.1日フル稼働して4フレットの計測と計算ができる.計算は自動化できたけど,計測がどうしても手作業にならざるを得ない.実験だけで組合せ爆発が起きているので,どこかで枝切りができないか考えてる.

エレキギターも結局のところは物理現象で動いている.実際に計測して丁寧に丁寧に分析をすれば,過去の研究成果に対して忠実にデータを予測することができる.ところが,どうしても外れ値のようなものも発生する.この外れ値が何者で,本来のデータに対してどのような係数がかかっているのか.それがわかると苦労しないけれども,それが今の研究テーマになっている.

 

DCONに投稿した論文が落ちてしまったので,論文をまた修正しなければならない.査読者1はかなり否定的で,査読者2は採録を前提にしたコメントをしていた.査読者1は言葉の使い方の多くが間違っていたので,特別な事情があって査読を引き受けた感があった.そういうこともあると思うのでしょうがないと思う.

隕石がぶち当たったと思って書き直す準備をしているけど,他の研究が詰まっていて困った.査読者1の修正でかなり滅茶苦茶な内容になっている.修正点を消しても前後の文章が成り立たない可能性もあるのでもう1回書き直す必要がある.修正できたらIEICEに投稿しようと思う.査読期間が長いと終わるので,9月までに論文を完成させる必要がある.

 

ラスト1本を投稿するとして,1月がデッドラインだと思う.博論審査の申請が12月ごろが最後なので,それまでに論文を3本通さないといけない.もう,とにかく書いて出すしかないと思うのでひたすら頑張るしかない.質の高い論文を書き上げて,DCONで短期決戦をするつもりだったけどそうはいかなくなった.今回の結果で,先生から情処学会本体なり,電子情報通信学会なり,規模の大きい論文誌に投稿したほうがいいと言われた.確かに,そういう論文誌はレベルが高いかもしれないけど,狭い分野だとレフェリーが判断できない可能性もあるので,自信があるならそちらに出すのが筋なのかもしれない.投稿しても戻ってくるのは5~6月ぐらいだし早めにどこかへ投稿しよう.

ほんのり雨が降っているかもしれない夜にバイク乗ったらただの地獄だった

ヘルメットのシールドが雨粒だらけで何も見えない.なぜ見えないかと言うと,雨粒に当たった光が乱反射してハレーションを起こすので,漏れ無く何もかも見えない状態になる.ハレーションとは,光の乱反射で手裏剣みたいなギラギラしたアレのことで,あれが雨粒ごとに発生してシールド全体を覆うので前車のブレーキランプしか頼りにならなくなる.

ハイビームにしていれば,標識とかは直前で視認できたけど,中央線とか停止線が見えないので,カーブとかは割りと命がけに近かった.

 

状況を説明すると,まあ雨は振ってないと感じるぐらい雨が振ってなかったので,森の里のほうにあるラーメン小川にどうしても行きたくなった.距離的に10キロぐらいだし,流れに合わせれば10分ぐらいで着くかなーとか思ってた.

実際に走ってみると,1キロも走らないうちに雨粒が大きくなっていって,そのうち乱反射して何も見えなくなった.マジでヤバイ命の危険を感じる.周りの流れに合わせると,自然にコースアウトすることが予想されたので,制限速度ちょうどで走行してた.

どれぐらい見えないかと言うと,地面の表示が全く見えないので,広い道路のどの辺りを走っているのか全くわからない.自然とフラフラするし,交差点の状況がまるでわからないから,自分でもかなり不審な動きをしていたと思う.

とりあえず直進したいから第1走行車線を走っていたけれども,途中でT字路になっていることが全くわからない.かなりギリギリで左折の指示表示が見えたのと,前車が左折したのが見えたので,なんとか左折できたけれども,気が付かなかったらそのまま壁に向かって直進してた.ヤバイ.でも,本当は右折したかったんだ…….

しょうがないので,コンビニが見えたら駐車場に入ろうと思って探してみるけど,もはや何もわからない.ガソリンスタンドが凶器に見える.コンビニかそれ以外の建物か区別がつかない.でも,サークルKサンクスはわかりやすかった…….

でも,どうやら普通は飛ばすような道に入ってしまったらしく,後ろの車がめっちゃ煽ってくる.こっちは制限速度(たぶん38キロとかその辺り)で先頭を走っているので,まあ後ろの車は飛ばしたくてイライラするだろう.右折の合図を出して3秒,ゆっくりブレーキで減速したら,えらい勢いでクラクション鳴らされた.車間距離詰められてるのに減速したらそりゃ事故りそうになる.はみ禁だったけど,左折合図だしてどこかで譲っていればよかったかもしれない.

とりあえず,駐車場でUターンして右折したかったところまで戻って,でもラーメン屋を通りすぎて,しょうがないのでコンビニ見つかるまで直進して,Uターンして戻って反対車線に入り,ラーメン小川に到着.冗談抜きで命がけだった

 

んで,雨の日にバイクに乗るもんじゃないというのもその通りなんだけど,シールドに付いた雨粒でハレーション起こすのって,単純にシールドが撥水加工してないから雨粒が流れてくれない.ヘルメットは空気抵抗が少ないので,なかなか横に流れないというのもあるのかもしれない.80キロとか出せば弾け飛ぶかもしれないけど,ここは制限速度40キロの一般道路だよ…….

じゃあ,撥水加工してあればハレーション起こさないじゃん,ということで帰りはシールド全開にして帰った.普通に速度出せばメガネに付いた水滴は飛んでくれるので,多少は雨粒が痛いかもしれないけど,何も見えないよりかは安全に走行できた.何だよこれふざけんなよ.死にそうになりながら走ったのに何なんだ…….

で,バイクを降りてみると雨振ってないし.いや,雨降ってないと思ってても走ると降ってる(クソか)

 

昼間は雨粒付いても見えるけれども,夜は割りと命を落とす危険を感じた.ヤビツ峠2往復夜間雨の日にシールド閉じて10分走行してって言われたら,ヤビツ峠2往復したいぐらい.宮ケ瀬の北岸林道で90キロキープしてって言われたら迷うかもしれない.両方とも命の危険を感じる.

一人だけ視界不良になっている一般道路ってこんなにも怖いところだったのかと痛感した.ほんま何も見えない.制限速度ちょい下でもこれ.音ゲーでもこんなに難しいモードねーよ.

 

このままだと雨の日の夜は走れない.昼間でも大雨だったら何も見えなくなる可能性がある.そういうわけで,撥水剤を調べてみたけどどれもこれも使い物にならないというレビューが…….フッ素加工すると撥水する(フライパンとか)ので,フッ素を塗布したらいいんじゃね? と思って調べたら,レビューしている人をたまたま見つけた.

日々之徒然: フッ素革命はヘルメットシールド撥水の夢を見るか

どうやら,フッ素革命51の性能がとてもいいらしい.既にシールドに傷が付いてしまっているので,新しいシールドを買ったらフッ素革命を付けてみようと思うじゃん?

フッ素革命51

フッ素革命51

 

 4000円もするんだぜ? でも,正直なところ命には代えられないので,高いけど買うことにした.命を守るヘルメットなのに,捨てに行くのはどうかと思う.急に雨が降り出したら為す術がないので,買わないよりかは絶対にマシだろう.こういうパーツとか部品とかケア用品とかでなんかすっごい出費があるような気がする…….

風邪を引いてしまって休みが潰れてしまった

先々週に道志みちへ行った辺りから喉に違和感があって,調子乗ってたらどんどん扁桃腺がやられていって,ちゃんとした風邪にランクアップしてしまった.バイクのせいだけじゃないと思うけど,休まないと治らないもんだね.

熱が出たのも2~3日前の話で,それまでは扁桃腺が腫れて,鼻炎が続いてるだけだった.パープルショットでなんとか誤魔化してたけど,腫れが気管と鼻のほうへ逃げて悪化してしまった.一番熱が出ている時で38度ぐらいは行った.医者にも行ったけど,解熱剤と痛み止めだけ貰って,ほかは何もなし.つらい.

査読の回答書を投稿した後に本格的になってきた感じなので,おかげさまで特に影響が出ていない.これが,回答書を書いている最中だったら,回答書の内容にも影響が出ていたかもしれない.

バイク乗ったり,グラブルやったりするぐらいは,休憩を挟んでいたけれども,まとまった休みは3~4ヶ月ぶりだったので,実家に帰ったり,箱根に行ったりするつもりだったけど,どうやらそれも潰れてしまったらしい.5月11日にDICOMOのカメラレディの締め切りがあるので,さっさと書き終わらせないといけない.

DICOMOに投稿する奴は,査読中の論文とシリアルに繋がっている.かと言って,その論文は引用できないので,その論文の差分については,謎の関数Xを用意して,DICOMO論文に必要なことは既に知っていて,なおかつ取得もできているという扱いにした.これなら,論文の引用ができなくても,論文を書くことができる.二重投稿になりそうな部分に関しても,知っていることとして回避できる.

 

あとは,DICOMOの論文ではデモ発表があるので,それをどうにかしなきゃならない.頑張って野口賞を取れるようにしたい.野口賞を取れると,DICOMOからDCONへの推薦が可能になるので,投稿戦略的に推薦貰えないと3本通すのが難しくなる.

今のところ2本目の論文を頑張っている最中なので,推薦論文をもらえないと2本目を投稿する先がなくなってしまう問題が出てくる.次のDCCでは3本目を投稿して,DCONへ投稿する流れになっているので,これが崩れてしまうと相当やっかいなことになってしまう.

そういうわけで,同じ場所で水野先生が発表していることもあって,それなりに全力のコンテンツを作らないといけない.水野先生は毎年野口賞を受賞しているので,少なくともこの人を超えるか,せめてもう少し下ぐらいの水準にならないと,受賞は絶望的になってしまうので難しい.

とにかく,今はDICOMOに全力を注ぎたい.邪魔が入ってしまうといろいろとつらいので,何かと終わらせないといけないものがたくさんある.

1週間以上前の話だけど免許取った報告

二輪の免許やっと取れました.1週間ちょっと前の話だけど.卒検は難しかったけど免許の試験は簡単だった.96点取った.理解不能な問題が2問あったのが悔しい.なんか免許の試験合格後はやたら並ばせられて非常に面倒くさかった.コミケの待機列ってすごいんだね.免許の受け取りで1時間突っ立ってたので,諦めて列がなくなるまで座っているんだった.

やっとCBR250Rに乗れるようになったので,割りと時間見ながら宮ヶ瀬とかに出かけたりしてる.昨日は平塚まで行って港稲荷神社を見てきた.ちっさい神社だったけど猫がいてかわいかった.

CBRより心なしか教習車のほうがパワーあるような気がする.単気筒だからしょうがないね.2速でゆっくりカーブに入ろうとするとエンストしそうになるので,1速に入れるかクラッチ操作してる.パワーがないこと以外はめっちゃかっこいいバイクだと思う.

なんだかんだ言ってほぼほぼ毎日バイクに乗ってる.250kmぐらい走ったと思う.宮ケ瀬まで行ってもオギノパンまでなら1時間以内で戻ってこれるから,気分転換にとてもいい.色んな道もあるし,ルートを変えながら行ったりするのが乙だったりする.

公道は速度違反にならないように心がけてる.だいたい15km/h以上出すと捕まるので,メーターの誤差5km/hと考えて,40km/h制限のときは55km/hで走ってる.流れに乗ってる時は前の車に合わせてる.流れに合わせるのが一番楽だと思う.

事故ると再骨折しそうなので,不安な車がいたら距離を置いてる.トラックは追い抜けない時は死角に入らないようにしたりとか.平塚行った時にトラックが気づかず幅寄せしてきて思わず急ブレーキかけてしまった.追突の危険もあるのでなかなか難しい.事故を起こさないようにしていても,事故が起きるような運転に巻き込まれてしまったら元も子もないので,危険を予測しながら距離を考えたりするのは重要.

あと後方確認めっちゃ重要.原付きと勘違いして右後方にぴったりくっついてくる軽トラがいたりするので,後方確認せず進路変更してたら巻き込まれてたかもわからない.全員が全員,道路交通法を守って安全に運転してれば気にする必要はないんだけど,そんなことはぜんぜんない.ウィンカー出さずに右左折する人もいるし,そうは言ってもたまに僕もやらかすことがあるので人のことを言えない.進路変更のタイミングとかも早過ぎる時もあったりするし,運転ってなかなか難しいね.

大通りの右折もタイミングが難しい.横断歩道前で徐行できたらいいけど,流れが速いところで一気に右折すると徐行できない.これはそのうち事故になるかもしれないので,最適解をさっさと見つけないとやばいね.

そういうわけで,明日は奥多摩へ行こうかなと思う.渋滞に巻き込まれなければいいんだけどね.

エロゲが売れなくなった理由の一つは絵の価格が暴落したから

こんなまとめを見つけたので読んでみたけど,そもそもユーザが本当に欲しいものはエロゲだったんだろうか.

togetter.com

 

というのも,今ではPixivに行けば無料でエロ画像が大量に手に入る時代になっていて,SankakuChannelやDanbooruなどが高度なアーカイブをしているおかげで,世の男性女性は夜のおかずに事欠かない.

僕がインターネットと出会ったのは2004年辺りで,相互リンクだとか同盟だとか,そもそも検索エンジンの登録が審査制になっていたり,エロ画像を探すのに物凄い手間がかかる時代だった.

エロゲは物語とエロ画像を同時に満たすことのできる画期的な媒体だったけれども,今では東方や艦これ二次創作なりなんなり,既に出来の良い物語が存在していて,おまけに絵のうまい絵師がPixivやTwitterでエロ画像をせっせと投稿している.

昔は時間的隔たりがあったけども,今ではPixivやTwitterのおかげで,エロ画像を探す時間も短縮できて,量と質が担保されてしまっている.こんな状況でエロ画像目的でエロゲを買う人はいるんだろうか?

 

エロゲは差分抜けばだいたい50枚ぐらいの画集になる.声の出る小説付きで7000円ぐらい.小説のエンディングは数パターンあるけど,妙に使い回しが多い(同じ内容だけど微妙に内容が異なるのが数巻).小説からは声が出て,文章を読み上げてくれる.

エロゲを分解していくと,画集と小説のセット販売と考えることができる.小説目的で買う人もいれば,画集目的で買う人もいる.両方目的の人もいる.

PixivやTwitterなどなどのエロ画像は,一般受けをするような絵が多い.読者を増やすための戦略なので仕方がない.これは,絵師の善意で公開されているので,どういうわけか0円で手に入る.

DLサイトでは24枚ぐらいの画集が500~1000円で売られている.だいたいニッチな層をターゲットにしているので,買う人はやっぱり買っている.700円で12枚ぐらいでも,1000部売れている例もある.

小説は本屋さんに行けば,増税の影響もあって600~800円で1冊手に入る.好みの本を読めばだいたい満足できる.

 

このように分解して他と比較していくと,エロゲは思っているより高い.それ相応のコストが掛かっているからこそその値段になるのは間違いない一方で,購入動機別にユーザが求めているものに対して適切な値段で提供できていない.

エロゲは文化であるので何一つ妥協してはいけないという声もあるかもしれないが,元来のエロゲはコマンドで質問に答えていくとエロ画像が見れるクイズゲーでしかなかった.全てのセリフに声をつけたり,大量の差分があったり,立ち絵が動いたり,妙に複雑なルートがあったりするのは,コンテンツをリッチにしていった結果,今のエロゲのような形態になっただけで,将来的にもっと複雑なコンテンツを作るようになることが予想される.しかも,高くてもたったの1万円でしか提供できない.妥協しないとやっていけないのが現状となっている.

果たしてユーザはそんなにリッチなコンテンツを本当に欲しがっているんだろうか?(古参ユーザは将来的に画面から嫁が飛び出る機能を1万円で提供しろとか言うかも知れないが,少なくとも僕には必要ないし,今までで一番面白いと思ったエロゲはよりによってToHeartだった.コンシューマ版.)

単純に今のコンテンツの形態が,よりニッチな層のユーザしか相手にしていないせいで,買う人がいなくなっているだけなんじゃないだろうか?

 

商品は適切な時期に適切な方法で知らせた上で,適切な値段で適切な内容を提供しないとそもそも売れない.

適切な時期とは,経済状況の時もあれば,ユーザが欲しいと思っている時期かもしれない.Amazon楽天が購買意欲を煽って時期を早めようとしてくる.でも,その人達がよく見る媒体はWeb広告だけとは限らない.ユーザを広げたいのに情報誌で宣伝しても意味がない.もちろん値段も重要で,安ければいい,高いほど利益率が高いとかそんなもんでもなく,戦時中のドイツならじゃがいもの値段は高いかもしれないが,今は平和なので諭吉が紙くずになるような値段で売ってはならない.

ここまできて,ごちうさをよく見るユーザをターゲットにした商品を提供しようというのに,エロ画像が出てきてしまっては意味がない.ごちうさ好きユーザが見たいのは,なんかかわいい少女たちが,特に意味はないけどふわふわした会話をしてて,少女がエンドレスかわいい商品であって,ディープなエロシーンや主人公が男でモテモテとかどうでもいい.エンドコンテンツは死を意味するから,課金か無償でシナリオを無限にアップデートできる商品が欲しい.当然,その辺りはUXに関わってくるので,吉里吉里では作れないシステムになる.じゃあ,宣伝する媒体はアニメ誌を中心に,システムが面白いのでインディ系の媒体でも行ける.などなど.

長いので割愛して,とりあえずエロいの作ったから売ろうとなると,よほどニッチな嗜好をターゲットにしない限り,ユーザになかなか刺さらない.DLサイトでよく見る画集の多くは,ニッチなユーザを相手にしているので,安くてもそこそこの買い手がついてしまう.

どうしてもエロ画像で売りたいのなら,PixivやTwitterで無料で手に入るエロ画像に対して,どのように差別化して,その部分に対してユーザはいくら払ってくれるのか価格を決めなければならない.なので,いきなり物は作ったから,商品を売ろうと思っても,絵のクオリティやニッチな嗜好に応えないかぎりユーザは見向きもしてくれない.

 

そういうわけで,エロ画像で売るならみんなの欲しい画像は概ねPixivなりTwitterなりで書いていると思うので,そこで差別化を図らないかぎり太刀打ちができない.背景の書き込みが綺麗とかちゃんと塗っていたとしても,別にそれは芸術的な観点から絵を見ていなければ,クオリティの評価にしかならない.

エロゲマイスターからすればトータルの綺麗さは重要かもしれないが,DLサイトで700円のそんなに背景書き込んでない画集が売れるのは,別に見ているのは背景じゃないからである.欲しい物がそこに描写されているだけでユーザにとって十分だと考えると,フルプライスは少なくともユーザにとって負担になる.確かに綺麗な絵なのかもしれないが,エロ画像目的であれば,立ち絵が動いたり,声が出たり,感動のシナリオとかどうでもいいのである.その分はコストカットして値段を下げるべきで,商品の売りを見せつつ手にとりやすい価格を維持しないと,ユーザからしてみれば必要のない要素を買わなければならなくなる.

一方で,感動のシナリオをやりたいのなら,演出面の工夫は優先事項かもしれないけど,本当にそこでエロシーンが必要なのか,必要ないならコストカットするべきだし,ルートを何本も分岐させることに意味があるのかどうか考えるべきである.

少なくとも,エロ画像を見せたい,感動シナリオ読ませたい,両方やりたいから高いコストをかけるとなると,投機的な値段設定にしないと成り立たない.おまけに,双方のクオリティが高くないと苦情がついてしまう.

 

なんかうだうだ書いてたら何を書こうと思ったか忘れたので筆を置きます.

みんなの森に行ってきた結果,なぜか軍用単眼鏡を買っていた

先週の話だけど,中学生以来のサバゲに行ってきた.みんなの森ってフィールドで,うちの大学から一番近いサバゲフィールドになる.

minmori.com

 

マナーが最悪という悪い評判が立っていたけれども,この前にマナー悪い人を出禁にしたらしいので,なんとか良くなっているらしい.

レンタルがないせいか,装備がそれなりに整っている人しか来ないらしく,全体的にベテラン勢が多いのが特徴のフィールドと言っている人がいた.周りにやたらうまい人がたくさんいたので,割りと合っているかもしれない.

匍匐前進すれば隠れるスペースがとても多いフィールドで,平地でも起伏があるので戦略的にとても楽しめる.World of Tanksみたいな絶妙な高さのブッシュがあったり,窪地があったり,寝ていれば隠れるスペースが多くて面白い.

 

自分の装備はステアーHCで,300連マガジン3つ携行した.ホップアップを効かせても射程40m届くか届かないかだった.集弾性能があまりよくなく,途中で威力が不足して下に落ちる問題があった.直前で落ちているのか,当たっても気づかない程度に威力が弱まってしまっているのか,遠くに当てようとしてもヒット判定が出ない.

遠くから戦ってもしょうがないと気がついたのでなるべく前線に出るようにしたら,1ゲームで3ヒット取れるようになった.立ち回りや視線の位置がわかるようになれば,もっとヒットを取れるようになるかもしれない.

 

この日は9ゲームほどやって,トータルで6ヒット取れた.サバゲは2回目だけれども,いい戦績を取れたので,しっかりとフィールドを分析して,いい立ち回りができるようになりたい.

というわけで,フィールド中でも距離を対人距離を計るために,単眼鏡を購入してみた.軍用でミルスケールが付いているのに7000円と安かったので買ってしまった.

 だいたい30メートル先の1.5メートルの対象物だと50ミルぐらいで表示される.たぶん,サバゲフィールドそのものが狭いから持て余すような気がする.6倍ぐらいが一番ちょうどいいかもしれない.

ただ,6倍でなおかつミルスケール(距離を計るためのレクティクル)の付いた単眼鏡が見つからない.海外製品で調べないとないかもしれない.

ならば,6倍でなおかつミルスケールが付いたスコープがないかと探してみたけど,どれもが高かったので挫折した.SVDのスコープは距離を計るためのスケールが付いているけれども,コピー品なので大きさが正確かどうかというと微妙かもしれない.

散々迷ったけれども,とりあえずこいつを一度使ってみてから考えようと思う.7倍でも,1.6メートルの対象物が50ミルで表示されたら,32メートル離れていることになる.バカでかく表示されたら接敵距離だと思おう.

今後の活動をどうするか会議

いよいよ博士課程も佳境に差し掛かってきた感じがしてきましたが,論文誌は3本通さないとアカンのですよ.そうじゃないと卒業できないしね.

そういうわけで,論文の投稿戦略とか考えるわけですが,直近だと3月中旬にDICOMOの申し込み締め切りがあって,5月にカメラレディ,7月に発表.DICOMOで推薦論文をお願いしておくと,所属研究会のトランザクションで投稿する権利を得られる.

で,9月に国際会議に投稿しようという話になってて,たぶん締め切りが6月か7月ぐらいで被ってる感じがする.

10月か11月ぐらいにDCCへ投稿して,1月ぐらいにDCONへ2本投稿する形になる.もし,1本でも落ちれば卒業できないから困る.いや,電子情報通信学会のほうがギリギリあるから,これは最後の最後の手段になるだろうなぁとか.

そう考えると,6~8月あたりのスケジュールが過密になっていて,果たして実験と実装ができるのかどうか怪しくなってきた.3本目の研究は10月と1月ベースになるから,ある程度の余裕はあるけれども,2本目の研究と国際会議が被っていて,4~5月中に成果をまとめないと,国際会議のほうが間に合わない可能性が出てくる.

国際会議は正直な所,全く行きたくないのだけれども,英語の卒業試験の代わりという謎の理由によって,行くことになってしまった.僕も英語の論文を呼んでいるのだから,外国人も日本語勉強して論文を読めばいいと思う.

 

博士課程は,スケジュールと筋書きとの戦いで,なんか3本の論文がそれなりに筋の通っている書き方をしないと卒業できない.なんか適当に作って発表しても,3本にまとめた時に筋が通らない.

博士課程が卒業時に得られる能力は,研究する能力ももちろんだけれども,研究成果を3本にまとめるだけのストーリー・ライティングと,それを3本通すだけのスケジュール管理能力だと思う.特に重要なのがストーリー・ライティング.

というのも,石は拾っても宝石は逃すなという精神に則っている論文誌が多いため,石の論文でも救いはあるからだったりする.実際のところ,筋は通ってるけど何のための論文なのかよくわからないのもたまにはある.なんでアイツが通ってるのに自分は通らない,それは論文の中での筋を通していないからである.

有用かしょうもないかは,論文のまえがきと背景を読み飛ばして,手法から入るとすぐにわかる.しょうもない論文は,手順を追っていって何をするための手法なのかさっぱりわからない.分野にもよるかもしれないけど,少なくとも専門分野の範囲ではその手法を使うことで何ができるのか想像することができない.

でも,それが論文誌に掲載されている論文は,どんなにしょうもない手法だったとしても,まえがきから順番に読んでいった時,なんとなくその手法は重要だという気持ちになる.その手法が重要だから,著者らはこの研究をやった.その重要性をしっかりと理解させられるかどうかのところで,研究者として大きな差が出てきてしまうのだろうと思う.

 

研究者と言っても,専門分野に詳しいのは確かだとしても,ほんの少し分野が外れるだけで手法の理解が難しくなる.だから,論文を読んだ時に,その手法の中身についてはよくわからなくても,何のためにこの研究をやったのかが重要になる.その結果,何が得られて,何ができるようになるのか,論文の中で明確化する.

論文のお作法を書き表していくと,結局のところはストーリー・ライティングちゃんとやれない人だと,意味のわからん他の人に通じない論文が出来上がってしまう.査読が通らず論文誌に掲載されない.恐ろしい.

僕はこのあたりをしっかりと教えてくれる指導教員の先生方がいるのでまだマシな状況なのかもしれないけど,他の研究室だとどうなるんだろう.先生が論文を書いているというケースもあるのでこのあたりは闇が深い.闇が深いし,その闇でしか維持できないから直らないのか,それとも見て見ぬふりなのか.

僕は一度社会に出てみて,疲れたら大学に残る.